☆ 手塚治虫原作の実写化映画「どろろ」

2017.07.02

手塚治虫原作の難しい映像化に挑んだ良作、時代怪奇バトル作「どろろ」をご紹介します

☆ 良作
ジャンル: 怪奇バトル

ポイント)
1. 魔物を倒して自分の身体のパーツを1つ1つ取り戻す面白さ
2. どろろがカワイイ
3. 1つ1つ絵作りが良い 

こういう人にオススメ) 
手塚治虫ファンな方
妻夫木聡ファンの方
日本を舞台とした怪奇ものが好きな方

 1. 魔物を倒して自分の身体のパーツを1つ1つ取り戻す面白さ

主人公百鬼丸は魔物に身体を奪われてヒルコのような状態で生まれ落ちます。薬師の秘術により作られた身体のパーツをつけてようやく人の姿になっていますが、身体を奪った魔物を倒す度に1つ1つ取り戻していきます。脚を取り戻すと脚が生えてくる、という演出はなかなか面白いです。 この百鬼丸ですが、凄まじい強さの一端は身体が作り物であるところから来ているようで、傷を負ってもわりと平気です。ところが彼が生身の身体を取り戻していくと、生身になった部分はちょっと弱くなってしまいます。海外のファンタジー小説にも身体に障害を負うほど強い特殊能力を身につける作品がありましたが、これと似た考え方かもしれません。

 2. どろろがカワイイ 

 原作では男の子のようにも描かれているどろろですが、柴咲コウ演じる映画版では明らかに女性と分かるようになっています。彼女の表情豊かな芝居は暗い物語に明るい活気を与えてくれます。百鬼丸が魔物を斬る度に血がどろろに飛び散る、という演出が繰り返しでてくるんですが、その時に変顔を見せたりととてもかわいいです。自分の置かれた環境を受け入れている百鬼丸と違い、百鬼丸の境遇に同情したり、百鬼丸の勝利に大喜びしたり、とにかくカワイイです。

このどろろ、アクションもこなします。身をかわしつつ空中で一回転して回し蹴りを食らわせたり、実に魅せます。

3. 1つ1つ絵作りが良い 

日本を舞台にした時代物らしく着物や陰影を上手く使って美しい画作りが為されています。中盤登場する紅いお揃いの着物を着た子どもたち、地下の洞窟で松明を持って進むシーンの陰影の濃さ、実に美しいです。 倒す相手である魔物はCGで描かれますが、その為動きがとても良いです。ちょっとゲームっぽくもあるんですが、引きの構図で分かりやすく描きつつ動きで魅せる演出はテンポもよくて楽しめます。 場面1つ1つ、陰影や構図を計算して描かれていて素晴らしいです。

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